マツオカリョータブログ1.0

福岡大学商学部。このブログが意味あるものになると信じて

考えながら生きていこうゼ!!

哲学対話の振り返りをします。

 

須長先生のお話から印象に残ったことを書いていきます。

 

1つ目

答えのないものでも必ず答えを出せ

 

「答えのないもの」は世の中にはいっぱいありますよね。哲学もそうですし、上手く行く方法だって答えはない。

ただ、答えがないからと言って結論を出さないというのは「安全な殻」に閉じこもってるだけです。考えることから逃げてるだけです。

どんなに難しい問題にも、自分なりに考えて結論を出せ。

 

 

2つ目

適切に問いを立てる

 

前のブログでも書いた通り、「問いを立てる」ことはとても重要です。問いを立てることで思考が深まります。

ただ、闇雲に何も考えずに問いを立てるのもよくありません。「まともでない問い」は我々を迷宮に引きずり込むのです。「まともでない問い」つまり議論のしようがないような問いは時間の無駄のように思えます。

問いを立てるにも考えて問いを立てるべきだと思いました。

まともな問い=どんな回答が与えられれば答えられたことになるかわかる

 

3つ目

大事なのは「正しい証拠」ではなく「間違っている証拠」

 

これは須長先生が利己主義に対してどう思うか述べられた時に言われてたことです。

須長先生は「全てを説明できる理論」はおかしいと考えられていて、「間違っている証拠」があってからこそそれが正しいかどうかわかると考えておられました。

ちょっと話はズレますが、この前あるTV番組で「新元号を当てるまで脱出できない生活」という企画をやっていて、それは芸人さんが闇雲に新元号を予想して、彼らが「令和」と当てるまで新元号を予想し続けるもの(令和は既に発表済で芸人さんは発表前日に拉致されて外部の情報はシャットアウト)でした。

そしてヒントとして彼らが予想した新元号2文字のうちどちらかが被っている(令or和)と光るというライトが与えられました。そのときに彼らは「和」の文字でライトが光ることに気づいたのですが、その後立て続けに「和」の文字を入れて、ライトが光ることを確認して、漢字どちらかが被っているとライトが光ると確信していました。その様子をVTRで見ていたダウンタウンの松本さんが、「一回「和」の字を外してみて光らないかどうか確認せいや〜」と仰っていたのですが、それを見た私はそんなことしなくても「和」を使ってる時は全部光ってるから良くない?と思っていました。でも須長先生の「間違っている証拠」という話を聞いた後に考えると、松本さんの考え方が正しいなと思えました。あまり関係ない話かもしれませんがなんか似てるなと思って印象に残ってたので言語化しました(笑)

 

 

経験・体験を通して成長できる人はどのような人か

須長先生のお話が終わった後、森田先生から「経験・体験を通して成長できる人はどのような人か」というお題が出されました。

このお題を出されたときに、私がすぐに考えたことは「成長」てどういうこと?でした。普段私たちが何気なく使っている言葉ですが、成長って曖昧な言葉だな〜つまりどういうことだ〜?と哲学がインプットされていた私の脳は考えました。

また、グループで考えているうちに思ったのは結果=成長じゃないということです。例えば、めちゃくちゃ勉強したのに成績が落ちたらそれは成長していないのか?それとは逆に、テキトーにこなしてたのに結果が出たらそれは成長したと言えるのか?と。。

私が考えたのは、たとえ結果が出なくてもその先にある最終目標(ビジョン)に向かって進めたのなら成長したと言えるのかなと思いました。簡単に言うと、志望校に合格するという最終目標があって、それまでには模擬試験なり予想問題なり本試験なりいろんなステップがありますよね。たとえそのステップの段階で結果が出なくても、最終目標への道のりとして考えたときに一歩でも前に進んでいたのなら成長しているのかなと。「模擬試験で成績は悪かったけど、自分が課題としていた所はできていた」とか「あの志望校ではこの分野ができてないとダメだけど、前よりはできてた」とか。。あくまでもビジョンを持って、長い目で見て成長したかどうかは判断すべきです。

ただ、最低条件として「自分で考えて」その体験・経験に臨めたか、挑めたかが成長には必要だとも思いました。

グループでの結論は、「自分で考え」意識し取り組んで、経験・体験して、その後どう工夫・改善・生かしていける人が経験・体験を通して成長できる人だとなりました。

 

 

 

まとめ

今回の哲学のゼミはほんとにためになりました。物事を考える上で、様々な角度から考えられるようになれたと思います(まだまだですが)。色々学んで、経験して、適切な問いを持ちながら、生活していこうと思いました。

思考力を高めることは絶対に自分にプラスになると思います。