マツオカリョータブログ1.0

福岡大学商学部。このブログが意味あるものになると信じて

20180707 顧客と共創した価値創出のための実験ワークショップ(面的思考)

7/7(土)に福岡大学常葉大学の安武先生によるワークショップがありました。

 

前日まで豪雨が続いたので、来る予定だったゼミ生何人かと安武先生と共に来る予定だったシャープの方が来れませんでした。

なので参加者は安武先生と森田先生、3年ゼミ生2人と2年ゼミ生7人でした。

 

 

では、当日のことを書いていきます。

 

はじめは安武先生が常葉大学で行っていることを紹介されました。

常葉大学ではUXやサービスデザインなど造形学部の学生が頑張ってて、今年の夏には東京でイベントを開催されるそうです(常葉大学静岡県)

 

 

そして、いよいよ本格的にWSが始まりました。

お題はクリーンソリューション

クリーンソリューションとはクリーンな暮らしを生み出す回答です。

 

まずポストイットを使って、掃除のあるあるをピックアップしていきました。

例としては「掃除には自分なりの流儀がある」とかです。こんな感じでたくさんだしていきました。

 

次に「社会背景」、「企業情報」、「業界現状」、「製品情報」など書いてあるカードと先ほどのポストイットを繋げていきました。

 

そして模造紙にポストイットとカードを関連させながら貼り付けていきました。

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小さくて見えづらいですが、こんな感じです。

 

私たちのグループは3人中2人が一人暮らししてるので、一人暮らししてる人の目線で考えました。

 

私たちのグループでは、「一人暮らしだと、洗濯も皿洗いも溜めてからしてしまう」を主核として考えました。

実際私は一人暮らしなのですが、洗濯物も皿洗いもこまめにせずにある程度溜まってからしています。

 

そして主核の周りには、「掃除は気持ちいい。あの0にしている感じがスッキリする」というまとまりを作り主核と繋げました。

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皿洗いや洗濯物で溜めてしまいそれが上限に達した時を100として、それを全て片付けた後を0とします。

 

上の写真で言うと右上のまとまりが100で、左下のまとまりが0です。

 

私たちはその右上のまとまりと左下のまとまりの間に注目しました。

 

つまり、私たちは100と0の間に新しいサービスの価値(インサイト)を発想しました。

 

私自身、一度掃除をしてゴミ箱や洗濯機、シンクを0にすると出来るだけ0をキープしたいです。

でも、そういうわけにはいかずに少しずつ溜まっていきます。

こまめに洗濯や皿洗いをすると水も時間ももったいなく感じます。

一度で片付けたほうが水も時間も節約できる気がします。

 

私たちは溜まっていくまでの過程に目をつけました。そこに新しいサービスの価値(インサイト)があると考えたのです。

 

0にしたい&0を保ちたいという理想に対して、溜めてしまう現状があります。

 

その理想と現実のギャップを埋める何かがクリーンソリューションだと考えました。

 

と言っても私たちのクリーンソリューションはそこで止まりました。

具体的にするのはさらに難しかったです。

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一応上記の写真で私たちは発表したんですけど、今回のワークショップは結構難しかったです。

 

難しかったところは、掃除のあるあると「多様な情報のカード」を繋げる所、模造紙で構造化する所、そしてその構造化された掃除からクリーンソリューションを考える所が主に難しかったです。

 

潜在的な問題を探るには、線で繋いで構造化された図を広い視野で見渡さないとできませんね。

線に繋がっていない部分に可能性があるかもしれません。

 

実際、安武先生に面白いと言われたのはf:id:rm2018521start:20180713133837j:image

のまとまりです。

 

「掃除は天気に左右される。晴れた時は掃除する気になるけど、雨のときはやりたくない」の部分です。

 

私たちはその部分をまとめてましたが、放ったらかしにしてました。

 

でも安武先生は、ここ面白いねっておっしゃってました。

 

私たちは溜めてしまうことにばかり着目しすぎてたけど、広い視野で見るべきだったかもしれません。

 

 

潜在的な問題を発見して、新しいサービスの価値(インサイト)を発想するのってめちゃくちゃ難しいなぁ。

 

けっこう難しかったけど、面白かったです。実際13:00〜17:30まであったけどあっという間でした。

 

 

夜には、森田先生の家族と安武先生とゼミ生5人で天神に鍋を食べにいきました。

そこでもいろんな話を聞けて為になりました。

いろいろ難しかったけど、今回のワークショップに参加してよかったです。