マツオカリョータブログ1.0

福岡大学商学部。このブログが意味あるものになると信じて

上位下位関係分析の振り返り

今回はゼミのことを書いていきます。

 

11月22日に野球工房グループが行ったことは「上位下位関係分析」です。f:id:rm2018521start:20181124031749j:image↑こういうのです

前回のゼミと同じことをしました。

以前にコンビニユーザーを題材にして上位下位関係分析をしたことはあるのですが、これが難しい…。

 

前回のゼミと合わせてもう2時間以上はしてるのですがなかなか終わりません。

 

早くペルソナやKA法に移りたいんですけどね、、

 

今回のゼミで行なった「上位下位関係分析」を振り返っていきます。

 

今回、私達のグループが上位下位関係分析でうまくいったことは、

事象を整理すること と ユーザーの本質的欲求を見つけだす ことです。

 

ユーザーの事象は、先ほどの図にあるように3分割した台紙の一番下に貼っていきます。土台になるところです。

事象が少ないと、ユーザーの行為目標やユーザーの本質的欲求に繋がりません。

 

私達は4人グループで、それぞれ見た観察者の事象を一度全て書き出して台紙に全て貼っていました。

しかしユーザーの事象が多すぎ、その中にはユーザーとは無関係なものも混じっていて、それが私達を惑わせました。

ただ、今回のゼミでは4人で話し合ったりして余計なものを省き、事象を整理することができました。

余計だった事象は店員の行動などでした。

「ユーザーの本質的欲求を見つけだしたいのに、店員さんの事象は要らなくね?」となり、省くことができました。

 

もう一つうまくいったのが、ユーザーの本質的欲求を見つけだすことです。

本質的欲求は最上位ニーズで台紙の一番上です。これを見つけだすことが上位下位関係分析での目標です。

ユーザーの本質的欲求を見つけだすことができたと書きましたが、厳密にはできたかもです。それも1つぐらい。

 

私たちは事象を整理して、買い物客の中にもグローブやスパイク、バットなどの野球の重要なモノを買いに来た人たち と ソックスや練習着、インソールなど消耗品を買いに来た人たちに分けました。

グローブやバットを買いに来たという事象から行為目標を見つけ出しました。

その点で重要視したのは、なぜ大型スポーツ店ではなく野球工房に来たのかです。

その中で見つけた行為目標は、専門店で買いたい、長く使いたい、専門的なアドバイスを受けたい、種類が多くて選べる、一度手にとって見てから購入したいの5つです。

 

次にその行為目標からユーザーの本質的欲求を見つけだしました。

それは、「優越感を得たい」です。

野球工房は大型店と違い、プロが使うような高級な道具を多数置いてあります。

また、スタッフの方も野球の道具関係のプロです。修理だって大型店よりは信頼感があります。

 

やはり野球工房でグローブやスパイク、バットを買うのは、他の人から一目置かれる商品を購入できることからくる「優越感」が本質的欲求にあるんじゃないかと考えました。

 

 

次に上位下位関係分析でうまくいかなかったことを書きます。

それは、事象からユーザーの行為目標を見つけだすことです。

 

これが難しかったです。

前回も私たちは上位下位関係分析をしていて行為目標を見つけ出したつもりでいたのですが、一週空いて考え直すと私たちが先週出した行為目標は行為目標じゃないことに気がつきました。それらは事象でした。

 

具体例を言うと、事象が「消耗品を買いに来た」で、私たちの観察の結果から消耗品を買いに来たのは社会人(仕事帰りの人や母親など)が多かったため行為目標は「職場が近いから来た」や「家が近いから来た」としていました。

 

ただ今週のゼミで先週の分を振り返ると、全然行為目標じゃねーやん!となったのです。

 

私たちの観察の時間帯は夜が多くて、結果的に消耗品を買いに来た人の時間帯はほぼ夜になってしまってて、その人たちにインタビューすると「職場が近くて仕事終わりに来た」と言う人や「家が近かくてすぐ行けるから消耗品を買いに来た」という人が多かったです。

 

そこから私たちは、「わざわざ大型店に行くよりも近いから、大型店で買うより少し高くても野球工房に来てるんじゃないか」と考えました。

日常でも、「スーパーの方が安いけど遠いし行くのが面倒だから近くのコンビニ行くか」ということありますよね。

それが野球工房で売れる消耗品の背景にあるんじゃないかと考えたのです。

 

わざわざ安い大型店に行かずに、近い野球工房に消耗品を買いに来るユーザーの本質的欲求は「時間を有効に使いたい」があるんじゃないかと考えました。

 

ここまではうまく出来てる風ですが、実際はユーザーの行為目標を見つけられてません。

 

家や職場が近いから消耗品を買いに来る(事象)→?(行為目標)→時間を有効に使いたい(本質的欲求)

という感じになりました。

この?部分の行為目標がなかなかわかりませんでした。

 

実はもう本当は見つかってるのに自分たちが言語化できてないだけなのかと自分は思っているのですが。

 

もやもや部分ですね。

本質的欲求は見つけ出したと思ったのに…。

これは本質的欲求であってるのかな…。

 

 

以上が今回のゼミの振り返りです。

KA法やペルソナ作りもしないといけないので、上位下位関係分析で止まってる場合ではありません!発表も迫ってきてるのでもっと考えないとなと思いました。

 

話は変わりますが、

 

自分も語れる人間になりたいです。

「コンビニバイトで笑顔の大切さを発見したって言ってるけど、それってほんとにコンビニバイトからでしか発見できなかったこと?笑顔の大切さなんて他のことでもいっぱいしれるやん。」っていう先生のお話がどことなく印象に残ってます。

 

このプロジェクトを語れるようにしたい。そのために真剣に今後も取り組みます。