ペルソナとKA法と野球工房への新サービスの提案
今回は、私たちが野球工房に対して提案したサービスについて書いていきます。
前回のブログでは、「ペルソナ作りを始めた」という部分で終わっていましたね。
私たちは、上位下位関係分析、観察結果、インタビュー結果などを踏まえて4つのペルソナを作成しました。
野球一筋の真面目な高校生
目立ちたがりの陽キャな中3
めんどくさがりな高校生
息子思いの優しいお母さん
の4つのペルソナを作りました。
そのあとKA法で、事象や客の心の声から「価値」を見つけ出して、同じ価値を持つものをまとめました
最後にペルソナと見つけ出した価値を照らし合わせます。
照らし合わせて、❌が出たところを⭕️にする解決策を考えるまでの準備をいままで取り組んできました。
結果です…
すべて◯か◎がつきました。
「既存の顧客への価値提供はやり尽くしている」というのが結論に至りました。
よって私たちは、新たなサービスを野球工房さんに提案することにしました。
野球工房の杉原さんに初めて出会った時に仰られていた「野球工房を九州の野球人の聖地にしたい」という気持ちを踏まえて考えました。
最初は、「新規顧客を獲得するために小学生に来てもらう」や「招待割」などを考えたりして集客や収益アップばかり考えていました。
ただ野球工房は割引などはできないシステムです。
さらにペルソナとKA法の結果から野球工房は既存の顧客へ優れたサービスを行なっているということはわかっていました。来店してくれれば、ユーザーは野球工房の価値をわかってくれるのです。
そのような背景を踏まえて、私たちは考えを転換して野球工房を広めようという考えに至りました。
その結果私たちが考え付いたのは、
九州・山口の小中高の野球チームの指導者を対象にしたコミュニティ
です。
詳しい中身を貼り付けます。
・コミュニティ管理のツールはfacebook。
facebookにする理由は、
基本的には実名での登録だから、グループ自体を非公開にできるから、グループを招待制にもできるから
→これらによりコミュニティの安心・安全性を確保し、自走してもらう。
・コミュニティ内では、指導者間で練習試合や合同練習などを自由に組んでもらって、情報共有なども自由にしてもらう。
ただ年に1〜2回は野球工房が主催する野球大会や合同練習会などを開いて、みんなでやる。その時に野球工房のブースなどを設置したりして、部員たちにアピールする。
コミュニティ内は基本的には自由。
・野球工房のイベントや企画、広告などをコミュニティ内で流し、チームの指導者に直接伝わるようにする。←いままでの既存のSNSとの違い
その情報を得た指導者がチームや選手個人にその情報を伝えて、部員たちに参加してもらうようにする
・指導者側のメリット
コミュニティ内でいろんな情報を知ることや共有することが可能になる。また、知らないチームと練習試合などを組める。
facebookなので無料だから入ってて損は無い。
・野球工房側のメリット
facebookなのでコミュニティ管理が楽で実現できる。
野球工房の情報を野球チームの指導者に伝わりやすい。←いまのオープンのSNSとの違い。
そのチームの指導者に伝わった野球工房の情報が、指導者からチームや選手に伝わって集客や、知名度アップに繋がる。
年1〜2回の大会や合同練習会を主催することで部員に直接接触して、野球工房の良さをアピールすることができる
です。
UXナイトで知ったRaphaのRCCというコミュニティをモデルにして考えました。
他にもキングコングの西野さんのオンラインサロンやゼミのグループライン、Facebookのコミュニティを参考にしました。
初めは、「専用のサイトを作り、指導者コミュニティの入会費は割高でそのかわりに特典がいっぱいついてくる」と考えていました。
しかし、専用のサイトを作るというのはそれだけでお金がかかるし、たくさん特典があっても割高の入会費を払ってまでコミュニティに入る人は少ないと考え直しました。
以上の結果上記のコミュニティ案が思いつきました。
いま、ゼミのグループラインでも先生がよく「こういうイベントあるから興味ある人連絡してね」という感じで私たちに提案してくれます。
そのような感じでこのコミュニティを使ってくれたらと考えました。
コミュニティ内で野球の指導者が野球工房の情報を仕入れて、それを部員たちに「こういうイベントあるらしいから行ってこい」や「グローブが壊れたら野球工房の修理はレベル高いから行ってこい」
みたいな感じで、指導者コミュニティからその部員たちへという情報の伝達をイメージしました。
今回のブログでゼミ発表会のことまで書こうと思ってたんですが、長くなったのでそれは次のブログで書きたいと思います。