マツオカリョータブログ1.0

福岡大学商学部。このブログが意味あるものになると信じて

上位下位関係分析の振り返り

今回はゼミのことを書いていきます。

 

11月22日に野球工房グループが行ったことは「上位下位関係分析」です。f:id:rm2018521start:20181124031749j:image↑こういうのです

前回のゼミと同じことをしました。

以前にコンビニユーザーを題材にして上位下位関係分析をしたことはあるのですが、これが難しい…。

 

前回のゼミと合わせてもう2時間以上はしてるのですがなかなか終わりません。

 

早くペルソナやKA法に移りたいんですけどね、、

 

今回のゼミで行なった「上位下位関係分析」を振り返っていきます。

 

今回、私達のグループが上位下位関係分析でうまくいったことは、

事象を整理すること と ユーザーの本質的欲求を見つけだす ことです。

 

ユーザーの事象は、先ほどの図にあるように3分割した台紙の一番下に貼っていきます。土台になるところです。

事象が少ないと、ユーザーの行為目標やユーザーの本質的欲求に繋がりません。

 

私達は4人グループで、それぞれ見た観察者の事象を一度全て書き出して台紙に全て貼っていました。

しかしユーザーの事象が多すぎ、その中にはユーザーとは無関係なものも混じっていて、それが私達を惑わせました。

ただ、今回のゼミでは4人で話し合ったりして余計なものを省き、事象を整理することができました。

余計だった事象は店員の行動などでした。

「ユーザーの本質的欲求を見つけだしたいのに、店員さんの事象は要らなくね?」となり、省くことができました。

 

もう一つうまくいったのが、ユーザーの本質的欲求を見つけだすことです。

本質的欲求は最上位ニーズで台紙の一番上です。これを見つけだすことが上位下位関係分析での目標です。

ユーザーの本質的欲求を見つけだすことができたと書きましたが、厳密にはできたかもです。それも1つぐらい。

 

私たちは事象を整理して、買い物客の中にもグローブやスパイク、バットなどの野球の重要なモノを買いに来た人たち と ソックスや練習着、インソールなど消耗品を買いに来た人たちに分けました。

グローブやバットを買いに来たという事象から行為目標を見つけ出しました。

その点で重要視したのは、なぜ大型スポーツ店ではなく野球工房に来たのかです。

その中で見つけた行為目標は、専門店で買いたい、長く使いたい、専門的なアドバイスを受けたい、種類が多くて選べる、一度手にとって見てから購入したいの5つです。

 

次にその行為目標からユーザーの本質的欲求を見つけだしました。

それは、「優越感を得たい」です。

野球工房は大型店と違い、プロが使うような高級な道具を多数置いてあります。

また、スタッフの方も野球の道具関係のプロです。修理だって大型店よりは信頼感があります。

 

やはり野球工房でグローブやスパイク、バットを買うのは、他の人から一目置かれる商品を購入できることからくる「優越感」が本質的欲求にあるんじゃないかと考えました。

 

 

次に上位下位関係分析でうまくいかなかったことを書きます。

それは、事象からユーザーの行為目標を見つけだすことです。

 

これが難しかったです。

前回も私たちは上位下位関係分析をしていて行為目標を見つけ出したつもりでいたのですが、一週空いて考え直すと私たちが先週出した行為目標は行為目標じゃないことに気がつきました。それらは事象でした。

 

具体例を言うと、事象が「消耗品を買いに来た」で、私たちの観察の結果から消耗品を買いに来たのは社会人(仕事帰りの人や母親など)が多かったため行為目標は「職場が近いから来た」や「家が近いから来た」としていました。

 

ただ今週のゼミで先週の分を振り返ると、全然行為目標じゃねーやん!となったのです。

 

私たちの観察の時間帯は夜が多くて、結果的に消耗品を買いに来た人の時間帯はほぼ夜になってしまってて、その人たちにインタビューすると「職場が近くて仕事終わりに来た」と言う人や「家が近かくてすぐ行けるから消耗品を買いに来た」という人が多かったです。

 

そこから私たちは、「わざわざ大型店に行くよりも近いから、大型店で買うより少し高くても野球工房に来てるんじゃないか」と考えました。

日常でも、「スーパーの方が安いけど遠いし行くのが面倒だから近くのコンビニ行くか」ということありますよね。

それが野球工房で売れる消耗品の背景にあるんじゃないかと考えたのです。

 

わざわざ安い大型店に行かずに、近い野球工房に消耗品を買いに来るユーザーの本質的欲求は「時間を有効に使いたい」があるんじゃないかと考えました。

 

ここまではうまく出来てる風ですが、実際はユーザーの行為目標を見つけられてません。

 

家や職場が近いから消耗品を買いに来る(事象)→?(行為目標)→時間を有効に使いたい(本質的欲求)

という感じになりました。

この?部分の行為目標がなかなかわかりませんでした。

 

実はもう本当は見つかってるのに自分たちが言語化できてないだけなのかと自分は思っているのですが。

 

もやもや部分ですね。

本質的欲求は見つけ出したと思ったのに…。

これは本質的欲求であってるのかな…。

 

 

以上が今回のゼミの振り返りです。

KA法やペルソナ作りもしないといけないので、上位下位関係分析で止まってる場合ではありません!発表も迫ってきてるのでもっと考えないとなと思いました。

 

話は変わりますが、

 

自分も語れる人間になりたいです。

「コンビニバイトで笑顔の大切さを発見したって言ってるけど、それってほんとにコンビニバイトからでしか発見できなかったこと?笑顔の大切さなんて他のことでもいっぱいしれるやん。」っていう先生のお話がどことなく印象に残ってます。

 

このプロジェクトを語れるようにしたい。そのために真剣に今後も取り組みます。

 

 

 

 

 

 

パスポートを作った件

先日パスポートを作ってきました!!

 

なぜパスポートを作ったのかと言うと…

 

大学の海外研修に参加することが決定したからデス!!

 

いや〜よかったです。

 

前にブログでも書いたのですが、私は大学の海外研修の参加を希望していました。なぜ参加したいと思ったのかは以前ブログで書いてるのでそちらをご覧ください。

 

海外研修はアメリカとオーストラリアがあって当初私はアメリカのほうを志願していました。ただ、自分なりに色々と考えた結果オーストラリアで志願することにしました。

実際オーストラリアのほうが人気で合格するか不安だったのですが、なんとか合格することができて2月18日からの1ヶ月間、オーストラリアへの派遣が決まりました🇦🇺

 

そういうことでパスポートが必要となったのです。

 

 

それと

話はズレますが、

「自分なりの英語学習③」で言ってた英検二級のリベンジについて…。

 

私は10月に行われた第2回英語検定を受検してきました。

今回はなんとか一次試験を突破することができました。f:id:rm2018521start:20181122002551p:image

 

しかし!!!

 

2次試験を寝坊してしまいました😭

 

寝坊というとんでもない大バカを犯してしまい、今のところ英検2級一次試験合格という状況です…。

英検2級一次試験合格という記録は、来年度に行われる2019年度第一回英語検定まで効力を持ちますので、それまでに二次試験を受けようと思います。

ただ英検は来年度からまた値上げするそうです…。このまえ値上げしたばかりなのに……💢

 

 

 

話をパスポートの話に戻します!!

 

海外研修へ参加することになったのでパスポートを作ることになったのですが、本籍地が福岡でなく、さらに未成年である私がパスポートを作るのは色々面倒でした!

 

説明していきます!

まずパスポートを新規で作るのに必要なものは、

 

・一般旅券発給申請書 (10年用と5年用があり、パスポートセンター窓口で書く)

・戸籍抄(謄)本

・写真1枚

・申請者本人を確認できる書類(1つでいいものと2つなければいけないものがあり、学生証の場合は2つが必要。なので私は学生証と免許証を提示しました。免許証がない人は保険証など)

 

基本的にこの4つが必要です。

 

ただ私のように未成年かつ本籍地が違うところで申請(居所申請)する人はこれだけでは足りません!!

この4つの他に、住民票と居所申請申出書と親権者の同意書が必要なのです!

 

戸籍抄本は本籍地以外でも取ることができるらしいですが、住民票は本籍地でしか取れません!

さらに親権者の同意書は親権者に書いてもらわないといけません!

 

なので私は一度地元に取りに帰りました(>_<)

 

そして市役所で住民票と戸籍抄本を取って、親に同意書を書いてもらいました。居所申請申出書は自分で書きました。

 

郵送してもらえばえーやん。と思われる方もいるかもですが、私の親は仕事柄なかなか市役所が空いてる時間に抜け出せないので自分で住民票を取りに行くしかありませんでした。

また、なら一回帰ってその時地元でとればえーやん。と思われる方もいるかもしれませんがパスポートは申請して1週間後に本人が取りに行くことになっています。学校もあるので1週間も地元には残れないので、居所申請をしました。

 

というのが今回私がパスポートを作るまでにあった過程です!

 

それとパスポートを作る上で悲しかったことがあります。

 

それはパスポートを5年用でしか取れなかったことです!

パスポートは10年用と5年用があります。10年用は16000円、5年用は11000円です。

10年用は成人しか申請できず、未成年者は5年用しか申請できません。

私は早生まれで、あと3ヶ月後には10年用で申請できたのです!

ただ今回は早めにパスポートを取れということだったので20歳の誕生日を待つことなく5年用で申請しました。

 

 5年用パスポートを所持していて5年経った後にパスポートを更新する場合は、5年用で更新する場合でも再び11000円かかります。

なので後々のお得度で考えたら10年用の方が断然お得です。パスポートを更新することがあるならね。

 

どうせなら10年用で取りたかったですが、まだ二十歳で成人の法律が有効なのでしょうがないですね。

 

 

最後に、パスポートの写真についてです。

パスポートの写真は最低でも5年は同じです。

なので良く撮れてる顔がいいですよね!

ということでパスポート用の写真はプロに頼むことをオススメします。

証明写真機で撮ってもいいですが、少し値段が高くてもプロに撮ってもらった方がいいと私は思います。

なので私は今回、大学内にある写真撮影スタジオで撮ってもらいました。

値段はパスポート用で1500円でしたが、証明写真機で撮るよりも断然良く撮っていただきました。

せっかく大学内に写真撮影スタジオのがあるので有料ですが使ったほうがいいですね。

 

 

色々パスポートについて書いてきましたが、先日無事にパスポートを受け取れました!

海外研修は2月ですが、それまでの間にゼミのプロジェクトの発表や期末試験があるのでまずは目の前のことに集中しながら海外研修まで待ちたいと思います!f:id:rm2018521start:20181122015611j:image

 

 

 

 

 

 

20181015 ミズノさんの話を聞いて思ったこと

10月15日(月)に株式会社ミズノから清水さんがいらっしゃってミズノのことをお話しされました。

 

今回は、その話を聞いて思ったことを簡単に書いていこうと思います。

 

まずは、話を聞いて印象に残ったことをまとめます。

・ミズノの企業理念

より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する

↑この企業理念は設立当初から変わってない

 

スポーツを広く捉える

↑日常の動作もスポーツとして捉える

 

・ミズノが目指すもの

健康意識の高まりをサポート

 

この3つが印象に残りました。

 

これらを聞いて私が感じたことは、ミズノも会社として日々進化しているんだなということです。同時にミズノも今後の日本のマーケットに危機感を感じていると思いました。

上から目線みたいになってしまいましたが、私はこれはすごいことだと思いました。ミズノという大企業でも新たに挑戦しているのです。

 

ミズノさんの売り上げは主に国内で、海外での売り上げはイマイチだそうです。

また、国内だけでもナイキやアディダスなどの海外スポーツメーカーと競わなければなりません。

さらに今後日本では、少子化や高齢化によりスポーツ人口が減ってきます。

 

これらの要因からこのままスポーツ用品を売るだけでは成長できないと考えられて、スポーツを広く捉えるという考え方を始められたのかなと思いました。

 

ミズノさんは日常の動作もスポーツと捉えて、現在は作業服の開発なども行なっているそうです。これはおそらく20年前や30年前は考えもしてなかったことだと思います。

日常の動作をスポーツと捉えることで、健康意識も身近になると思いました。

「スポーツ=健康」という考えが多くの人にあるからです。

また、そうすることでいまミズノさんが目指しておられる健康意識の高まりのサポートにも繋がるのかなと考えました。

 

 

 

まとめます。

ミズノさんは日本屈指の大企業だが現状に満足せずに、今後を分析して、新たなビジネスチャンスを探しだす優れた企業だと思いました。

広い視野を持ってるなと感じました。

先を見据えて行動する賢い企業だなと思いました。

また利益だけを求めるのではなくスポーツ教室を開いたり、スポーツを広く捉え作業服を開発するなど社会貢献もされている立派な企業だと思いました。

 

なぜミズノが大企業なのか少しだけわかったような気がしました。

 

追記

もう一つ印象に残ったことがあって、それは「スポーツ用品業界は家電業界の10年後を追っている」ということです。街のスポーツ店は近郊の大型店(デポやゼビオなど)に潰されるということです。

私は野球工房を調査してるのですが、野球工房は街のスポーツ店です。

清水さんは生き残るには専門特化とおっしゃられてました。専門性が付加価値になるそうです。

また、野球工房の杉原さんも専門性が武器だとおっしゃられてました。

今回のプロジェクトで、野球工房の杉原さんが目指してらっしゃる「野球工房をもっと広める。野球工房を九州の野球人のメッカにしたい」に少しでも貢献できるように頑張ろうと思いました。

大型店に街のスポーツ店が下克上したいなぁ。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分間の観察(ゼミ活動)

お久しぶりです。

久しぶりにブログ書きます。

では、参ります。。

 

 2年次生後期から、本格的にゼミ活動が始まりました。そして早速、課題がありましてその内容は、

「30分間観察すること」でした。 

詳しく言うと、「なんでもいいから30分間観察してその記録を取ってブログにアップする」です。

説明の時に先生が仰られていたポイントは

仮説を立てない

②問いを立ててみて観察する

の2つでした。

 

 

 いざ、観察する対象を決めようと思ったのですが何を観察すればいいのかさっぱり思いつきません。

 

色々考えた結果、私が観察したのは

「入店から券売機で券を買うまでの人の行動」でした。

 

こういうので良かったのかわからないのですが、この前友人達と「うどん研究所 麺喰道」に初めて行った時になかなかメニューを決めきれなかったことを思い出して、その行動を観察することを決めました。

f:id:rm2018521start:20180926195635j:image

*うどん研究所 麺喰道

 

店の入り口から券売機まではこういう感じです

f:id:rm2018521start:20180926195903j:image

 

入り口と券売機の間にメニューが壁にかかっています。そのメニューはこんな感じですf:id:rm2018521start:20180926200041j:image

 

メニューがたくさんありすぎて、迷ってしまいますよね。。さらにうどんだけでなくご飯ものもあり、セットで組み合わせることも可能です。

 

この前私が初めてここに来た時は、メニューが多すぎて色々迷い、友達とあーだこーだ言いながら品を決めました。なので私が初めて来たときは注文するまでに時間がかかりました。

 

自分以外の人もこの店で注文する時は色々メニュー見ながら迷うのかな?と思ったのでココを観察することにしました。

 

 

観察したのは、9月26日(水)の夜18時40分〜19時10分までの30分間。

最初に言っときますが、思ってたより人が全然来ませんでした。

観察しながら、やっぱりココはやめようかなと思ったぐらいです。

30分間の間に来たのは、計4組でした。

でもあまりにも少ないと感じたので5組目が来るまで待ち、結局35分間観察しました。

 

その時のメモがこれですf:id:rm2018521start:20180926204848j:image

客層、メニューを見たか、券を買うまでの様子、入店から券を買うまでにかかった時間を意識しながら記録しました。

 

なんか、薄い感じになっちゃいましたね、。

自分の記録の取り方が悪かったのか、自分が選んだ対象が悪かったのか....

それでも、、一応やってみたんで今回はコレでいきます。

 

個人的に興味深かったのは18時52分に来た男性2人組と18時58分に来た男性です。

どちらもメニューを全く見なかったんですよね。

選択肢はたくさんあるんやし、食券の番号も書いてあるし、あんなにデカデカと掲げてあるし…

ちょっとぐらい見そうなもんですけどね。メニューを見なかったためこの2組は、注文までのスピードがとても早かったです。

 

 

今回の観察自体をまとめます。

今回の観察で個人的な反省は問いを立ててみて観察しなかったことです。

問いを自分の中で立てることができませんでした。問いが思いつきませんでした。脳が固いですね…。あらゆる角度から問いを立てれるような目と脳を鍛えたいです。

 

今回の観察を行った「うどん研究所 麺喰道」さんは福大の裏付近にあります。七隈ファミリーボウル付近です。よかったら皆さん行ってみてください。

 

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

20180707 顧客と共創した価値創出のための実験ワークショップ(面的思考)

7/7(土)に福岡大学常葉大学の安武先生によるワークショップがありました。

 

前日まで豪雨が続いたので、来る予定だったゼミ生何人かと安武先生と共に来る予定だったシャープの方が来れませんでした。

なので参加者は安武先生と森田先生、3年ゼミ生2人と2年ゼミ生7人でした。

 

 

では、当日のことを書いていきます。

 

はじめは安武先生が常葉大学で行っていることを紹介されました。

常葉大学ではUXやサービスデザインなど造形学部の学生が頑張ってて、今年の夏には東京でイベントを開催されるそうです(常葉大学静岡県)

 

 

そして、いよいよ本格的にWSが始まりました。

お題はクリーンソリューション

クリーンソリューションとはクリーンな暮らしを生み出す回答です。

 

まずポストイットを使って、掃除のあるあるをピックアップしていきました。

例としては「掃除には自分なりの流儀がある」とかです。こんな感じでたくさんだしていきました。

 

次に「社会背景」、「企業情報」、「業界現状」、「製品情報」など書いてあるカードと先ほどのポストイットを繋げていきました。

 

そして模造紙にポストイットとカードを関連させながら貼り付けていきました。

f:id:rm2018521start:20180713122615j:image

小さくて見えづらいですが、こんな感じです。

 

私たちのグループは3人中2人が一人暮らししてるので、一人暮らししてる人の目線で考えました。

 

私たちのグループでは、「一人暮らしだと、洗濯も皿洗いも溜めてからしてしまう」を主核として考えました。

実際私は一人暮らしなのですが、洗濯物も皿洗いもこまめにせずにある程度溜まってからしています。

 

そして主核の周りには、「掃除は気持ちいい。あの0にしている感じがスッキリする」というまとまりを作り主核と繋げました。

f:id:rm2018521start:20180713123908j:image

 

皿洗いや洗濯物で溜めてしまいそれが上限に達した時を100として、それを全て片付けた後を0とします。

 

上の写真で言うと右上のまとまりが100で、左下のまとまりが0です。

 

私たちはその右上のまとまりと左下のまとまりの間に注目しました。

 

つまり、私たちは100と0の間に新しいサービスの価値(インサイト)を発想しました。

 

私自身、一度掃除をしてゴミ箱や洗濯機、シンクを0にすると出来るだけ0をキープしたいです。

でも、そういうわけにはいかずに少しずつ溜まっていきます。

こまめに洗濯や皿洗いをすると水も時間ももったいなく感じます。

一度で片付けたほうが水も時間も節約できる気がします。

 

私たちは溜まっていくまでの過程に目をつけました。そこに新しいサービスの価値(インサイト)があると考えたのです。

 

0にしたい&0を保ちたいという理想に対して、溜めてしまう現状があります。

 

その理想と現実のギャップを埋める何かがクリーンソリューションだと考えました。

 

と言っても私たちのクリーンソリューションはそこで止まりました。

具体的にするのはさらに難しかったです。

f:id:rm2018521start:20180713130414j:image

 

一応上記の写真で私たちは発表したんですけど、今回のワークショップは結構難しかったです。

 

難しかったところは、掃除のあるあると「多様な情報のカード」を繋げる所、模造紙で構造化する所、そしてその構造化された掃除からクリーンソリューションを考える所が主に難しかったです。

 

潜在的な問題を探るには、線で繋いで構造化された図を広い視野で見渡さないとできませんね。

線に繋がっていない部分に可能性があるかもしれません。

 

実際、安武先生に面白いと言われたのはf:id:rm2018521start:20180713133837j:image

のまとまりです。

 

「掃除は天気に左右される。晴れた時は掃除する気になるけど、雨のときはやりたくない」の部分です。

 

私たちはその部分をまとめてましたが、放ったらかしにしてました。

 

でも安武先生は、ここ面白いねっておっしゃってました。

 

私たちは溜めてしまうことにばかり着目しすぎてたけど、広い視野で見るべきだったかもしれません。

 

 

潜在的な問題を発見して、新しいサービスの価値(インサイト)を発想するのってめちゃくちゃ難しいなぁ。

 

けっこう難しかったけど、面白かったです。実際13:00〜17:30まであったけどあっという間でした。

 

 

夜には、森田先生の家族と安武先生とゼミ生5人で天神に鍋を食べにいきました。

そこでもいろんな話を聞けて為になりました。

いろいろ難しかったけど、今回のワークショップに参加してよかったです。

 

 

20180706 第3回ゼミ活動:新しい絆創膏のデザインを考える

第3回目のゼミは「新しい絆創膏のデザインを考える」というテーマで活動しました。

 

今回のゼミでの主な目的は行動を観察することでした。

①行動の観察→②観察したことの分析→③新しいデザインを考える

という手順で行いました。

 

 

・新しい絆創膏のデザインを考えるまでの流れ

それでは、新しい絆創膏のデザインを考えるまでにしたことを書いていきます。

 

 

私たちが観察したのは、利き腕の右手を怪我して左手だけで絆創膏を貼る人です。 

 

観察対象者には絆創膏を貼るまでの一連の流れを行ってもらい、その時同時に頭に浮かんでること・考えてることを声に出してもらいました(思考発話)。

思考発話の例としては、「この絆創膏の箱ってどっから開けるんだろう〜?」とかです。

 

観察者は2人で、1人は行動をこと細かく書き出していき、もう1人は発話を書き出していきました(発話を書き出す時は、行動と合わせる)。

 

私は行動と発話をどちらも観察してみました。

行動を観察した時は、9コしか書き出せませんでした(会社のUXの担当者は絆創膏を貼るまでに20コくらい書き出すそうです)。

また発話を書き出したときは、聞き取りと書き出すを同時にするのに苦戦しました。

 

行動を観察する時のポイントを書きます

①仮説を捨てる。0・無の状態から見る

②ユーザーが何に困っているかを見る

です。

①では、仮説を捨てないとそれ以外を見なくなってしまうからです。当たり前のこともこと細かく観察します。

②では、見るのはモノじゃないということです。

 

 

次に観察したことをポストイットに張り出して分析していきました。

作業ステップ、観察事象、発話や気づきの3つに分けて張り出しました。f:id:rm2018521start:20180711123522j:image

こんな感じです。

 

ユーザーが何に困っているか分析した結果、絆創膏を取り出しづらく剥がすのがめんどくさい&傷口とガーゼを合わせるのに困っているの2つにたどり着きました。

 

 

最後に行動観察&分析を経て、新しいデザインの絆創膏を考えました。その結果考えたデザインがこれです。f:id:rm2018521start:20180711125311j:image

ポイントはシールのように剥がせることとガーゼの部分が大きいことです。

シールのようにした理由は、剥がしやすくするためとゴミを減らすためです。

ガーゼを大きくしたのは傷口と合わせやすくするためです。

あと、傷口の場所やサイズに対応できるよう長方形と正方形の2種類を作りました。

 

シールのようなデザインにしたのは、もう1つの班と同じでした。

ですがもう1つの班は絆創膏を貼るまでのステップが多いということに着目したそうです。

 

私たちは1つ1つに執着しすぎましたが、UXデザインではステップが多いことに着目すべきだったと思います。

作業ステップがあって、事象がなんで起きているのかが大事ですね。

 

まとめ

新しいデザインを考えるときは、モノから考えないことです。

モノから考えてしまうと、絆創膏の場合だったらタトゥーのようなカッコいい絆創膏やいい匂いの絆創膏などの浅いモノしかできなくなります。

 

潜在的なニーズ・課題を探るには、行動観察をして行為のエラーを見つけるのです。

 

 

 

今回のゼミでは、行動観察の基本を学べました。

 

 

20180629 第2回ゼミ活動:最悪の旅

 

第2回ゼミ活動は、「最悪の旅」について考えるワークショップでした。

 

5人で案や意見を出しあって、試行錯誤しながら、自分達が思う「最悪な旅」を考えていきました。推敲も繰り返しました。

 

では、当日のことを詳しく書いていこうと思います。

 

 

まず、今回の活動では、例えば「タバコを買いに行くためにコンビニに行く」も1つの旅と考えます。

その時点で選択肢がたくさん増えますね。。

 

まず、付箋に自分が考える最悪なことを書いていきました。

 

ここでのポイントは、①単語だけを書かない、②マッキーは太いほうで書く、③付箋(ポストイット)は横に剥がす の3つです。

 

私は「ひったくりにあう」などを書きました。

正直あまり思いつきませんでした。

 

 

つぎに、5人で出しあった最悪なことを組み合わせ、5W1Hに当てはめて「最悪な旅」を考えていきました。

 

この時点で私の中に「他人に迷惑をかけること」が1番最悪という考えがありました。

中学時代に部活で忘れ物をしてしまい、顧問にブチ切れられて練習が中止になってしまったという私の実体験からきてます(笑)

当時は家に帰ったあと、めちゃくちゃ萎えました。。

 

少し話が脱線してしまいましたが、結果的に私たちが出した「最悪な旅」の案は、「プレゼンの日に、福岡の地下鉄で、プレゼンの資料を手に持っていたら線路に落として、プレゼンが出来なくなりライバル会社に追い抜かれてしまった」という旅です。

 

 

原案は少し違って「資料を落とした」ではなく、「ライバル会社の親友に盗まれた」という過程でした。

 

ですが、原案が出来た後先生に「もっと最悪に出来ない?」と言われ5分与えられました。

そこで、「盗まれた」だと他人のせいにすることができるので、「落とした」に変えて自分のミスということにして、より最悪度を増しました。

 

そして出来上がったのが、先ほど書いた旅です。

自分的には納得いく「最悪な旅」を造れたと思いました(最悪の旅に答えはないですが)。f:id:rm2018521start:20180704142205j:image

 

 

最後に先生から、「自分達が経営コンサルの立場になったとして、その最悪な状況を起こさないようにするサービスやシステムを考えてみて」と言われました。

 

はじめに私たちが考えたのは、プレゼンの資料を一人だけに持たせ、責任を集中させると危険なので、「資料の共有化・データ化システム」を考えました。

パソコンが主流のこの時代には当たり前すぎて、システムとかではないですね(笑)

 

 

それでは、サービス・システムになってないだろうということでもう一度考えました。

 

 

なぜプレゼンが出来なくて、ライバル会社に追い抜かれてしまったのか。なぜプレゼンの資料を落としてしまったのか。

下から遡りながら考えてみました。

 

その結果、私たちは「プレゼンに行く」という行動に目をつけました。

 

プレゼンに行こうとするから、資料を落としてしまったのです。

家→プレゼンの会場に向かうまでは、何が起こるかわかりません。それこそ資料を落としてしまう可能性もあるし、極端なことを言えば自分が事故にあって亡くなる可能性だってあるわけです。

 

なので私たちが考えたシステムは、「離れたところにいてもプレゼンができる」システムです。

 

スターウォーズ」の一場面に、離れた場所にいる人も自分の姿をホログラミングで写し、1つの会議室で現地(会議室)にいる人たちと一緒に会議してるシーンがあったのですが、そのシーンをヒントに考えました。

今の時代にはSkypeというサービスがありますが、目指すシステムとしてはSkype以上のプレゼンに特化されたシステムです(画面に資料を映像で写すことができる機能など)。

そのシステムがもし実現したら、例えば東京に本社がある会社でも、大阪支社の人も福岡支社のひとも海外支社の人も自分の支社にいながら全体に向けてプレゼンができます。効率的ですし、資料をなくす心配も少ないですね。

 

 

まとめ

サービスやシステムを考える上で、大事なことは足し算の発想をやめるです。何をどう思うかが大事です。

最悪な旅を考える時も、小さいことの積み重ね→最悪ではなくて、問題の深さが大事です。問題の深さという点では、私たちの「最悪の旅」は色々詰め込み過ぎてしまったなと思います。

 

また最悪な旅を考えるときには「うわ〜やっぱりあれ最悪やな〜」という感じで、だんだんと思わせることが最悪に繋がっていきます。

ユーザーへの共感がUXやサービスデザインを考えるときに重要なのです。

 

それと先生に言われて印象に残ったのは、いいサービスとは「解決策ではなくて、どこが問題でどこがどうなると幸せになるかを示すもの」だそうです。

たしかに解決策よりも幸せにするほうが難しいし、そっちの方を使いたいですね。

 

 

 

今回の自分達が考えた「最悪な旅」をもう一回考え直してみると、①資料を落とした②プレゼンが出来なくなった③ライバル会社に追い抜かれたという3つが足されています。足し算の発想になってしまってますね。

もう一度今回のワークショップをすることがあったら、問題の深さを大事にして、だんだんと最悪と思わせるような旅を考えたいです。