マツオカリョータブログ1.0

福岡大学商学部。このブログが意味あるものになると信じて

20190426 哲学の授業(森田ゼミ)

4/27(金)にゼミの時間で教育開発支援機構の須長先生を講師にお迎えして哲学の授業がありました。

今回はそのことについて振り返っていきます。

 

今回のゼミは普段と内容も違うのですが、4年生のゼミの先輩や2年生のゼミ見学の子たち、今後行われる文学の授業の先生もいらっしゃってて、人数も多くて全体的に活発だったように感じました。

 

 

須長先生が仰られていたことで印象に残ったことをまとめます。

 

須長先生の話

思考力の話から

思考力を高めるために大事なことは、問いを立てるということです。

答えがあると思われているモノに問いを立てるのです。

単純なことを言うと、1+1=2という計算にも、なんで1と1を足したら2になるの?という感じで疑問をもつのです。

 

考えるきっかけには、それに対しての「?」という疑問があります。

この「?」が思考力を鍛えるうえで重要です。

思考力を高めるのはトレーニングと一緒で、日頃から常々疑問を持つことが大事なのです。

 

次は知識の話

人間はある知識を身につけてしまうと他を弾いてしまうものです。

似たようなものは吸収して、違うものは弾いてしまいます。

例に例えると頑固な人がそうです。ご老人とかでも頑固な方とかいますよね。若者にもいますけど、、そういう方たちは自分の中に[知識+価値観]というのが出来上がってしまっていて、ほかの意見を聞かずに拒絶してしまったりされます。

 

高齢ドライバー問題で、免許を返納するしないにもコレが関わっていそうですね。「私はまだ全然元気だから、判断力も全然あるから、なんら衰えてないから」とそういう出来上がってしまっているモノがあるから免許を返納しない人がいたりするのですかね。。

 

さらにこの知識の話で私は日韓問題なんかを思い出しました。竹島問題や慰安婦問題なんかでも、我々は日本に住んでて日本人だから日本側の主張を持つ人が多いと思います。それは日本側の言い分の知識が頭に入って出来上がってしまっているからそうなるのです。だから韓国の言ってることはおかしい、あっちが絶対に間違ってると思うのです。ここでは、相手側の主張、言い分をしっかり吸収しないといけないと思いました。

 

少し長くなってしまいましたが、人間は知識を得ると同様の知識ばかりを入れてしまう。自分の中に[知識+価値観]が出来上がると合わないものを弾くのです。

だから、1つではなく色んな人の話を聞いたり読んだりすることが大事なのかなと考えました。

 

利己主義

本題の「利己主義」に入っていきます。

私たちは4人班で考えました。f:id:rm2018521start:20190427061426j:image

最初に1人ずつ利己主義についての感想と賛成か反対かを言い合って、それからはずっと考え続けました。

正直班全体としてしっかりとした意見はまとまらなかったのですが、1つ生まれたのが「利己主義では、何もかもその根底には自分があるというが、いちいちそこまで考える人はいないのではないか」というものです。

善い行動を1つするのに、自分の思考の根底まで遡る人なんているのかなと。

 

燃える家の中に自分の子どもがいたとします。その中に自分が入っていき助けようとしたとします。大抵の人は「自分の子ども」を思う気持ちが根底だろうと思うのですが、利己主義では自分の子どもの「自分の」が根底というわけですよね??

そこまでいく人いますかね?と疑問を抱きました。

「自分の子ども」という根底からさらに1つ先に行って「自分の」まで辿りつく人なんていんのかな〜となりました。

それが自分たちの議論の末の結果です。

 

まとめ

今回の授業で、疑問を持つことの大切さや柔らかい頭を持つことの大切さを感じました。

森田先生が仰っていたけど、相手にインタビューする時でも相手の回答に疑問を持つことも大事ですね。

例えば相手が「いい雰囲気ですね」と回答した時も、「何がどういうわけでいい雰囲気と思ったのか、いい雰囲気にはどういう基準があるのか」とかそんな感じで疑問を持つことです。

また議論をする時なども、自分の知識だけで自分の意見だけを通さずに、相手の持ってる知識や意見を取り入れて答えを作っていくべきだと思いました。

 

これからプロジェクトや就活が始まってく上で自分に役に立つことが学べた気がします

 

 

 

 

 

3年ゼミ「哲学」〜利己主義をどう思うか〜

3年生でのゼミが始まりました! 

 

今年度は「無駄だと思えること」を積極的にやる方針で、哲学、旅、文学、音楽、美術など普段生きていてあまり役に立ちそうにないことをあえてするそうです。それらは視野を広げたり、問いを立てるための素材になる可能性があるものです。

 

第1弾は「哲学」です

 

お題はマーク・トゥエイン作の「人間とは何か」

 

彼は「トムソーヤの冒険」で有名な著者ですが、実際には暗い世界観を持っていたそうです。

 

この「人間とは何か」の簡単なストーリーは、「人間の行動はみな利己的だ」という考えを持った老人と、「他人のために行動することだってある!」と考える若者の対話です。

 

この話での老人の立場は「どのような行為も、結局は自分のため、自己満足のため、自我の統一性を守るためのものだ」と考える立場で「利己主義」と呼ばれます。

利己主義によれば、どれだけ他人のために見える行為(例:火事場で取り残された子を、通りすがりの人が身を挺して助ける)も、結局は自分自身のために過ぎない。たとえ本人が、どれだけ他人のためだと思っている行為も、結局のところは自分のための行為というものです。

 

 

今回の課題は利己主義を認めてしまって良いのか?というものです。

問いは3つです

  1. 利己主義についてどんな感想を持ちましたか?
  2. その理由はなんですか?
  3. 利己主義は正しいと思いますか?(正しいと思う場合、利己主義を認めてしまうことでわれわれの倫理や道徳がどうなるかも述べてください。正しくないと思う場合、なぜ正しくないか反論を述べてください)

 

 

1.利己主義についてどんな感想を持ったか

感想じゃないかもしれませんが、私は図星を突かれた感じがしました。

言ってることは確かにそうだなと。実体験からも納得している自分がいました。例えば、善い行動をした後でも、その都度「いいことしたわ〜」と内省する自分が常々いるので(笑)

ただ、全てがそうではないよなとも思いました。

 

2.その理由はなんですか?

図星を突かれたように感じたのは、自分が善い行動をした時に「いいことしたな〜」と考える自分がいることを気づかされたからです。

しかし、私は誰かがモノを落とした時や重たい荷物を1人で運んでいる時などは出来るだけ手助けするのですが、別にその行為に移るまではなんとも思ってません。カッコつけて言ってるとかじゃなくて、ほんとになんも思いません。ただやることやっただけというか、こんなんで自分の為なんてハナから思っていませんしね、、。ただ、その行動を終えた後にはやはり「いいことしたわ〜」と考える自分はいます(笑)これは老人からすると結局は利己主義なのでしょうか…私にはわかりません。

それと、全てがそうではないと思ったのは利己主義は立場に依存すると考えたからです。対話その3の話で例えると、老人からすれば兵士が死んだのは兵士としての精神を満足させたからであって、親としての精神からだとどうだっただろうかか。親としてなら自分の子どもや妻には利己主義抜きで、助かって欲しいと思うのではないだろうかと思います。

でも老人からしたらこれも親としての精神を満足させたかったからとか言われるのかな…

 

3.利己主義は正しいと思いますか?(正しいと思うのなら、利己主義を認めることで我々の倫理や道徳はどうなるのか、一方、正しくないと思うのなら反論を述べよ)

私は利己主義は正しくないと考えます。なぜなら利己主義は環境や立場に依存すると思うからです。環境や立場によって利己主義という考え方は簡単に崩れると思います。もしその当事者の時にあなたが相手の他人の場合と親族の場合、ましてやあなたが親の場合だとしたら感情や考えも変わってくるでしょう。言い換えると利己主義が働くときと働かないときがあると思います。そのような不安定なものを正しいとは言えないというかそんな感じがします。。

というより、利己主義が正しくて良い場合もあれば悪い場合もあるし、利己主義が正しくなくて良い場合も悪い場合もあると思います〜。

 

 

最後に話は少しズレるかもしれませんが、この話は高校生の時に受けた全盲の人の講話を思い出しました。

彼は目が全く見えないのですが、ラーメンを頼んだ時に割り箸が割られて出てくることがあるそうです。従業員の方からしたら気配りかもしれませんが、彼は割り箸を自分で割るのが好きだから割って欲しくないそうです。従業員からしたら相手のために思った行動だけど当事者からしたらありがた迷惑だという話です。

なんか利己主義の話と近いものがあるな〜と思いました。

 

 

 

 

1ヶ月間での変化🇦🇺

私は2/16〜3/16の1ヶ月間オーストラリアのブリスベンに大学の海外研修という形で短期留学してきました。

 

人生初海外で、さらに1ヶ月の滞在だったので最初は不安しかなかったのですがとても充実した1ヶ月を過ごすことができました。オーストラリアが大好きになりました🇦🇺

 

この研修の1ヶ月間では、月〜金曜日はオーストラリアの大学(グリフィス大学)付属機関の語学学校に通って土日は基本フリー、そのほかにも様々なプログラム(遊園地、島への小旅行、アボリジニ文化体験、時計塔見学、スポーツアフタヌーン、グリフィス大学で日本に興味のある学生とのアフタヌーンティーなど)が用意されてました。f:id:rm2018521start:20190414054938j:imageアボリジニ文化体験での写真

 

オーストラリアでの生活は嬉しいこと、楽しいこと、大変なこと、色々あってあっという間に過ぎていきました。

研修中に誕生日を迎える私を皆が祝ってくれたり、研修生だけで計画を立てて1泊2日でモートン島というリゾートへ旅行に行ったりしました。

とくに誕生日をサプライズで祝ってくれたのはとても嬉しかったです😭

忘れられない20歳の誕生日になりました。

 

一つずつ思い出をブログに書いていきたいところですが、今回は「1ヶ月間で自分がどう変化したか」を書いていこうと思います。

 

英語力

始めに言っとくと、オーストラリアでの1ヶ月間はすべて英語漬け!というわけではありませんでした。

季節的にも日本の大学の春休みの時期で、福岡大学のほかにも日本中の色んな大学の人達がグリフィス大学に研修に来ていてキャンパス内でもまあまあ日本語が飛び交っていたし、語学学校の授業も福大の研修生21人を2クラスに分けて、クラスメートは福大生だけでした。

さらに自分の場合はステイ先に日本人の留学生が他にいてその人とも結構話してたので、オーストラリアでもメインは日本語でした(笑)

でもこれは大学のグループでの研修なら仕方ないのかなとは思います…。なんせ基本的に福大生の団体で行動するのですから、、

 

しかし私はオーストラリアに来たのは自分の英語力を高めるためという目的もあったので、語学学校の授業は真剣に受け、ホストファミリーとも自分から積極的に話しかけて会話しました。とにかくせっかくオーストラリアに来てるのだから英語を話さないともったいない!と思ってたので、拙い英語でも積極的に会話しました。

 

その結果自分の英語力がどれだけ変化したのかというと……

 

 

 

そこまでの変化なし(笑)

 

まあ1ヶ月の短期間ですし、そこはしょうがないですよね(笑)

リスニングから話します。

語学学校の先生やホストファミリーなど私が英語がニガテと分かっている人は聞き取りやすいスピードで、簡単な言葉で話してくれるのでどうにか聞き取れます。

ただ普通の人と話すときはまず相手の言ってることがわかりません。スピードも速く感じるし聞き取れないんです。発音にも個人差があって、聞き取れる時もあれば全くわからない時もありました。リスニングで耳が慣れるにはもう少し期間が必要だなと感じました。

 

スピーキングのほうはオーストラリアに来て語彙力が上がったりしたというわけではないですが、語学学校で学んだ表現やホストファミリーが使っていた表現、ルームメイトに教えてもらったフレーズなど色んなインプットがあったので成長しました。それをアウトプットすることでスピーキングは上がった思います。

発音も語学学校の先生から矯正されたので、少しは良くなったかなと思います。ただ自分はRの発音がヘタで、基本なんでも聞き取ってくれるホストファザーにnervousが全く通じなくて、それは発音の大事さを学んだ経験でした。

 

 

英語に関してこの研修で思ったことは、机に座ってやる英語の勉強と英会話は全くの別物ということです。これは1ヶ月でしみじみと感じました。机に座っていると聞き取れる単語や理解できるフレーズでも、実際会話となるとわからないし思いつきません。会話から離れ、1人になった時にこういう表現ができたな〜あったな〜と後から思い出します。当たり前のことですが、英語を喋れるようになりたければ机に向かっての勉強ではなくて、人と話すことが正しい方法だと思いました。その英語を実際に使っていくうちに自分のものになっていくのだと思います。

 

内面・マインド

つぎは自分の内面や考え方がどう変化したかを書いていきます。

正直、こちらはだいぶ変化がありました。

自分はどちらかというと内向的な性格だったのですが、オーストラリアでの1ヶ月間で前向きになれました。自分から話しかけるようになれたし、どこか積極的になれました。これは積極的に話そうとした姿勢が良かったのかなと思います。間違えることは恥ずかしいことじゃないと考えてたので、恥ずかしがらずに自分から行動することができました。

オーストラリアの人々は、バスを降りる時に運転手にサンキューと言うのを欠かさないのですが、私もバスから降車するときは毎回サンキューと言うようにしてました。小さいことですが、これも私を前向きにしてくれた一つの出来事です。

 

それと英会話が好きになりました。今までは間違えたりするのが嫌で英会話はそんなに好きじゃなかったんですけど、英語で会話すればするほど好きになっていきました。外国人と同じ言葉で話す毎日は、日本語だけの生活を送ってきた自分からするとどこか新鮮で楽しかったです。自分の英語が通じるのは嬉しいことでした。

 

 

1ヶ月間でも自分次第では大きく変われるということがわかりました。

積極的な行動はいい方向に進むことが多いです。というより行動しないと何も始まりません。

 

この海外研修は自分を成長させることができました。この機会に飛び込んでとても良かった。行かせてくれた親に感謝です。

 

オーストラリア研修について書きたいことはまだまだあるので、これからも研修についてのブログは書いていくつもりです。楽しみにしていただけると幸いです。

f:id:rm2018521start:20190414055144j:image

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年の振り返り&2019年の抱負

2018年もあと30分ほどで終わりますね。。

そんな状況ですがブログ書いてきます!!

 

たったいま、那須川天心選手VSフロイド・メイウェザー選手の試合を見て呆然としてますが。。

ただ、あれほどの王者にルール的に自分が不利な条件や体重差がある中それでもチャレンジした那須川選手はアッパレだと思います(張本さん風)!!

 

では参ります!

 

2018年の振り返り

2018年の自分の変化は、人生初のアルバイトや野球サークルに入部などいくつかありますが、一番はやはりゼミに入ったことです。

 

2年生に上がった直後にゼミ募集がありました。ゼミ活動を大学時代に頑張ったことと言えるようなところに入りたかったので、私にとってゼミ選びはとても重要でした。

 

私が森田ゼミを選んだ理由は、大学時代に頑張ったことと言えると思ったことと森田先生でした。

森田先生のことは2年生になるまで全く知らなかったのですが、友達の話を聞いたり、先生の授業を受けたりして「この先生なら成長出来そうやな、賭けてみよう。」と思って、出願しました。

また、ゼミ一覧の冊子で森田ゼミの欄に「ゼミでの活動を大学生活の中心にしようとしている人を望みます」と書いてあったのも大きかったです。

 

あるゼミと森田ゼミとで申込締切ギリギリまで迷ったのですが、森田ゼミを選んで良かったと思っています。

 

向上心があり、意識が高いゼミ生が同期に集まっていたのでゼミ活動も真剣に楽しく取り組めるし、頼りになりました。

 

ゼミでの詳しい活動内容はここでは書きませんが、2年生でミズノ社さんとプロジェクトに取り組めたのはデカかったなと思います。

 

行動観察・インタビュー、ペルソナ、KA法、どれも簡単ではなかったけど割と好きでした。

以前は就職に関して希望も何もなく、楽なところに就けたらいいな〜と考えてたんですが、ゼミでやったことができる職種に就職したいなぁと思うようになりました。

 

 

また、森田ゼミに入ってよかったなーと思うことがもう1つあります。それは「迷ったらGO」という言葉に出会えたことです。

 

この言葉は先生がよくおっしゃってた言葉なのですが、この言葉1つで積極的に行動することができるようになりました。そもそも全く興味関心ないものには迷うことすらないですよね。。

この言葉のおかげで2018年成長できたなぁと思いました。

 

迷ったらgoで参加したUXナイトでの学習値が、ゼミのプロジェクトで活かせたということもありました。

 

2019年の抱負

2019年は私の人生史上最大のイベントがすでに控えています。それは、2月16日〜3月16日までの1ヶ月間のオーストラリア留学です。

ちなみにこれも「迷ったらGO」で決めました。

正直今のところは不安:楽しみ=7:3ですけどね。8:2くらいかもしれません。

 

2019年は3年生になるので本格的に就職準備に入るのかなと思います。

このまえ出会った太宰ゼミの3年生も業界研究にインターンにとめちゃくちゃ大変だとおっしゃってました。

学業と並行しながら行わないといけないので、気を引き締めていかなきゃなと思います。

 

3年でのゼミ活動も真剣に行って、語れる経験を貯めていきたいです。

 

先生が紹介してくれることへも迷ったらgoの精神でどんどん参加して行けたらなと思います。

 

20181217 プロジェクト発表会&懇親会&振り返り

12月17日(月)の3時限目の時間にゼミで取り組んできたプロジェクトの発表会が行われました。今日はそのことについて書いていこうと思います。

 

 

私たちのゼミは10月から12月17日までミズノ株式会社とプロジェクトに取り組んできました。

 

10月から12月17日までに何度も店舗に足を運び観察したり、ゼミの時間以外や土日にも集まったりして全力で取り組んできました。

最終的にすべて仕上がったのは発表会の前日でした。

 

当日のことを書いていきます。

当日は、ショートプレゼン→ディスカッションという形でした。

 

ショートプレゼン

ショートプレゼンの順番は私たち野球工房チームが最初でした。

パワポが出来上がったのも前日だし、リハーサルも行なっていなかったので発表30分前くらいにプレゼン発表の担当分けをして、

 

そして発表…f:id:rm2018521start:20181218145049j:imageぶっつけ本番だったのでとても緊張しました。

 

ここでの反省は、緊張していたというのもあってか棒読みになってしまったところです。読み上げる感じになっちゃいました。

よそのチームのプレゼンを見ているとレベルが高い人もいて、単純にすげーなって思いました。堂々と読むほうが説得力があるように感じられました。

 

 

ショートプレゼンが終わった後、プレゼンの講評は無しで、ディスカッションに移りました。

 

ディスカッション

ショートプレゼンもそうだったのですが、太宰ゼミ→森田ゼミの順番でした。

そのため、初めは太宰ゼミの提案を聞きました。

太宰ゼミの野球工房チームは、データや福岡の土地柄を踏まえて、中高生の野球部員だけでなく、女子ソフトや親の方達も取り組んだらどうかという提案でした。また、野球工房のグローブなどには、値段表記がされてないから値段表記をしたら?という提案やSNSを使った戦略などがありました。

 

自分たちと違った手法や目線から改善案を考えたんだなという印象を受けました。

 

次に私たちの番です。

最初に、ペルソナとKA法を照らし合わせたら全て◯か◎だったので、新しいサービスを考えたと前置きをして説明に入りました。f:id:rm2018521start:20181219225228j:image

 

新しいサービスの内容は前回のブログで書いてるのでご覧ください。

 

相手は野球工房の店長さんと社長さんとミズノの方でした。

 

新しいサービスを説明した後に、ディスカッション。

 

御三方には、野球チームの監督から取り込むっていいね。分析結果が全て◯や◎なのが嬉しかった。店に来てくれれば、良さはわかっていただけるだろうからまず来てもらうのが大事だよね。

と言っていただけました。

 

他にも店長さんとコミュニティに関して考えや思惑を話し合ったり、コミュニティ作りを開始する時はいま野球工房が持っているSNSで宣伝したり、知り合いの指導者さんから誘ってみたりしたらいいんじゃないか?など具体的にも話し合いました。f:id:rm2018521start:20181219225243j:image

 

ディスカッションの時は、先ほどのショートプレゼンの時と違って堂々と自分の意見や考えを述べることができました。

サービス案は、自分自身でめちゃくちゃ考え抜いた結果できたモノだったのでスラスラと言葉が出てきました。

 

 

正直自分たちが提案したこのサービスが採用されるかどうかはわかりません。

でも野球工房の方に真剣に私たちの考えた案に向き合っていただけて、本当に嬉しかったです。

取り組んできた甲斐があったなと心から思いました。

 

*追記(2019.12.18)

私たちが提案した「お店の外側にコミュニティを作ったり、指導する」という提案が少し形を変えて採用されたそうです!

 

この発表の一年後に聞きました!

 

去年私たちが調べたこと(既存の顧客への価値提供はやり尽くしている)からお店の改革を続けることは意味がなさそうなため、新規サービスに取り組み始めたそう。

プロ野球選手を雇って、その人が野球教室を開いたりしているそうです。高校生以下の人たちへの指導や教室のサービスです。

これのおかげかはわかりませんが、野球工房は順調に売上を伸ばしているそうです。このサービスをきっかけに来店者が増えたりもしたんでしょうね。

お店の良さは一度来て貰えればわかるから広めることが大事ってことを提案したのが良かった。はじめは集客増や収益アップのプランばかり考えていたけど。

 

人伝えだけど野球工房の支社長から感謝の言葉を頂いた時は嬉しかったなぁ。

やはり一年後には就活の時に語れるエピソードになっていました。

 

 

振り返り

今回のプロジェクトが終了したので、少し振り返ってみようと思います。

 

私たちがやってきたことは、行動観察、インタビュー、上位下位関係分析、ペルソナ、KA法、ペルソナとKA法の照らし合わせ、新しいサービス案、です。

正直、スラスラと事が進んだのは1つもありませんでした。

 

行動観察とインタビューが不十分で上位下位関係分析の時につまずいたり、上位下位関係分析でも事象から行動目標、本質的欲求を見つけられなかったり、、

ペルソナとKA法を照らし合わせてエラーを見つけ出すはずが、全部◯だったり、、。

 

ただ、うまく事が運ばなかった分それだけ深く考えることができました。先生の手を借りたり、チームの4人で協力しあいながら終えたプロジェクトなので、その分達成感がありました。

 

また、あの時にUXナイトに参加していなければコミュニティ作りという考えは生まれなかったと思うので行動することの大切さを知れた気がしました。

 

先生が始めてミズノとのプロジェクトを紹介された時に、正直自分は参加するかどうか迷いました。めんどくさそうやな〜とかも思ったりしたのですが、迷ったらGOの精神で参加することに決めました。今思うとあの時参加するって決めて本当に良かったです。

このプロジェクトのことは「語れる」と思います。

 

懇親会

プロジェクトが終わった日の夜、天神で森田ゼミと太宰ゼミの合同のミズノの社員さんも含めた懇親会がありました。

その時に、太宰先生に「君は堂々と喋れてたね」と言ってもらえたのが嬉しかったです(たぶんディスカッションの時だけ)

 

またミズノの社員さんに就職の時の考え方なども教えていただきました。

「将来どんなところに就きたいの?」と聞かれた時に、自分は「いまゼミでやっていることを活かせる職種に就きたい」と答えました。

 

すると、ミズノの社員さんからいまゼミでやっていることももちろん大事だけど、それは就職のために活かすんじゃなくて就職してからどう活かすかが大事。社会に出るとやりたいことだけを出来ることは少ないから、いまやっていることをどう仕事で活かすか」ということを大学時代に理系で農業のことを勉強してたけど、社会に出てからはミズノで営業をしている社員さんの実体験からアドバイスをしていただきました。

 

とても有意義な時間になりました。

 

懇親会も行くかどうか迷ったんですけど、迷ったらgo で行きました。

 

迷ったらgoって自分のためになることが多いな〜f:id:rm2018521start:20181219225303j:image

 

 

 

ペルソナとKA法と野球工房への新サービスの提案

今回は、私たちが野球工房に対して提案したサービスについて書いていきます。

 

前回のブログでは、「ペルソナ作りを始めた」という部分で終わっていましたね。

私たちは、上位下位関係分析、観察結果、インタビュー結果などを踏まえて4つのペルソナを作成しました

f:id:rm2018521start:20181218132322j:image野球一筋の真面目な高校生

f:id:rm2018521start:20181218132327j:image目立ちたがりの陽キャな中3

f:id:rm2018521start:20181218132333j:imageめんどくさがりな高校生

f:id:rm2018521start:20181218132338j:image息子思いの優しいお母さん

 

の4つのペルソナを作りました。

 

そのあとKA法で、事象や客の心の声から「価値」を見つけ出して、同じ価値を持つものをまとめましたf:id:rm2018521start:20181218133502j:image

 

最後にペルソナと見つけ出した価値を照らし合わせます。

照らし合わせて、❌が出たところを⭕️にする解決策を考えるまでの準備をいままで取り組んできました。

 

結果です…f:id:rm2018521start:20181218134144j:image

 

すべて◯か◎がつきました。

「既存の顧客への価値提供はやり尽くしている」というのが結論に至りました。

 

よって私たちは、新たなサービスを野球工房さんに提案することにしました。

 

野球工房の杉原さんに初めて出会った時に仰られていた「野球工房を九州の野球人の聖地にしたい」という気持ちを踏まえて考えました。

 

最初は、「新規顧客を獲得するために小学生に来てもらう」や「招待割」などを考えたりして集客や収益アップばかり考えていました。

 

ただ野球工房は割引などはできないシステムです。

さらにペルソナとKA法の結果から野球工房は既存の顧客へ優れたサービスを行なっているということはわかっていました。来店してくれれば、ユーザーは野球工房の価値をわかってくれるのです。

 

そのような背景を踏まえて、私たちは考えを転換して野球工房を広めようという考えに至りました。

 

その結果私たちが考え付いたのは、

九州・山口の小中高の野球チームの指導者を対象にしたコミュニティ

です。

詳しい中身を貼り付けます。

 

・コミュニティ管理のツールはfacebook
facebookにする理由は、
基本的には実名での登録だから、グループ自体を非公開にできるから、グループを招待制にもできるから
→これらによりコミュニティの安心・安全性を確保し、自走してもらう。

 

・コミュニティ内では、指導者間で練習試合や合同練習などを自由に組んでもらって、情報共有なども自由にしてもらう。
ただ年に1〜2回は野球工房が主催する野球大会や合同練習会などを開いて、みんなでやる。その時に野球工房のブースなどを設置したりして、部員たちにアピールする。

コミュニティ内は基本的には自由。

 

・野球工房のイベントや企画、広告などをコミュニティ内で流し、チームの指導者に直接伝わるようにする。←いままでの既存のSNSとの違い
その情報を得た指導者がチームや選手個人にその情報を伝えて、部員たちに参加してもらうようにする

 

・指導者側のメリット

コミュニティ内でいろんな情報を知ることや共有することが可能になる。また、知らないチームと練習試合などを組める。
facebookなので無料だから入ってて損は無い。

 

・野球工房側のメリット

facebookなのでコミュニティ管理が楽で実現できる。
野球工房の情報を野球チームの指導者に伝わりやすい。←いまのオープンのSNSとの違い。
そのチームの指導者に伝わった野球工房の情報が、指導者からチームや選手に伝わって集客や、知名度アップに繋がる。
年1〜2回の大会や合同練習会を主催することで部員に直接接触して、野球工房の良さをアピールすることができる

 

です。

 

UXナイトで知ったRaphaRCCというコミュニティをモデルにして考えました。

他にもキングコングの西野さんのオンラインサロンやゼミのグループライン、Facebookのコミュニティを参考にしました。

 

初めは、「専用のサイトを作り、指導者コミュニティの入会費は割高でそのかわりに特典がいっぱいついてくる」と考えていました。

しかし、専用のサイトを作るというのはそれだけでお金がかかるし、たくさん特典があっても割高の入会費を払ってまでコミュニティに入る人は少ないと考え直しました。

 

以上の結果上記のコミュニティ案が思いつきました。

 

いま、ゼミのグループラインでも先生がよく「こういうイベントあるから興味ある人連絡してね」という感じで私たちに提案してくれます。

 

そのような感じでこのコミュニティを使ってくれたらと考えました。

コミュニティ内で野球の指導者が野球工房の情報を仕入れて、それを部員たちに「こういうイベントあるらしいから行ってこい」や「グローブが壊れたら野球工房の修理はレベル高いから行ってこい」

みたいな感じで、指導者コミュニティからその部員たちへという情報の伝達をイメージしました。

 

 

今回のブログでゼミ発表会のことまで書こうと思ってたんですが、長くなったのでそれは次のブログで書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

20181129 インフォバーンとプロジェクト

今回のゼミは前半に株式会社インフォバーンからいらっしゃった田汲さんのお話を聞いて、後半は上位下位関係分析とペルソナ作りをしました。

 

まずは、田汲さんのお話を聞いて印象に残ったことから書いていきます。

 

そもそも株式会社インフォバーンのことを私は全く知りませんでした。

 

田汲さん曰く、インフォバーンは「企業の課題解決をデジタルで行う」会社で、

時代の先を見据え、誰もやってこなかったことを実行してきた会社だそうです。

 

例を挙げると、インターネットが普及しだした頃にいち早くブログに注目したらしいです。

 

時代の先を見据え、誰もやってこなかったことを実行してきた会社。。

具体的には決めてないのですが、自分が入りたい会社はそういうビジョンがある会社がいいなと思っているので私は興味が湧きました。

例えばUUUMやメルカリだってそうですよね。時代の先を見据えて誰もやってこなかったことを実行して今や上場企業ですもんね。

 

話が少しズレましたが、田汲さんのお話で印象に残ったことを書いていきます。

 

インフォバーンではEditional thinking(編集点)を大事にしているそうです。

編集点と言ってもよくわかんないですが、具体的には「ルールに従うか、ルールから策定するか」だそうです。

 

よく、「0から1にする」って言葉聞きますよね。

ただインフォバーンは「0から1にする」という考え方ではなく、ゼロからでなくても価値をみいだせると考えているそうです。目に見えない価値を見いだす感じですね。

 

ゼロからでなくても価値を見いだせるってなんか図星をつかれた感じがしました。

この言葉がいまやってるプロジェクトのどこがで生きてくる気がしました。

 

田汲さんのお話で、興味深くかつ嬉しかったお話があります。

それはUXデザインについてです。

 

田汲さん曰く、この時代はもう広告は効かなくなってきたそうです。

だからこそインフォバーンはいまUXに取り組んでいるらしく、田汲さんは私たちの壁に貼った模造紙を見て、「いま君たちがやってる事は仕事に活かせる」と仰っていました。

それを聞いて、いま自分達がやっている事は意味がある事で将来的に仕事にも繋がるんだなと思ったと同時に森田先生の偉大さと先生へのありがたさを感じました。

 

以上がゼミの前半のインフォバーンの田汲さんのお話です。

 

次にゼミの後半の活動を書いていきます。

先々週ぐらいから取り組んでいた上位下位関係分析がやっと終わりました!(たぶん)

f:id:rm2018521start:20181201043029j:imageこんな感じになりました。

 

野球工房に来るお客さんの行為目標や本質的欲求をやっと満足いく形で見つけ出せました。

 

野球工房に高級なグローブなどを買いにくる人は、

行為目標「人と被りたくない、特別感が欲しい、専門店で買いたい、長く使いたい」などがあり、

さらにその本質的欲求には「目立ちたい、自己満足したい、優越感を得たい、いいものを使いたい」などが潜んでいると考えました。

 

練習着などの消耗品を買いにくる人の行為目標が前回は分からなかったのですが、「ミズノの商品を買いたい、専門店に行ってみたい、品揃えへの信頼感が欲しい」などの行為目標があると分析しました。

 

この完成した上位下位関係分析と行動観察の結果とを交えて、ペルソナ作りを始めました。

 

しかし、、

 

ペルソナ作りを始めてすぐに時間切れになってしまいました(´;Д;`)

 

とりあえず私たちが作ろうとしたペルソナは、「来年から高校野球を始める中学3年生」です。

 

そのようにした理由は、野球工房のメインの客層は中高生な点、中学野球から高校野球は一段とレベルが上がるのでそれに合わせて道具もレベルアップする人が多い点の2つからです。

 

正直ペルソナはまだまだできてなく、これからです。

 

次回はペルソナ作りの本格化だと思うので、頑張りたいと思います。