20180622 第1回ゼミ活動:ビジネスの変化とサービスデザイン(UXデザイン)
6月22日(金)に第1回目のゼミ活動が行われました。
18人を3つのグループに分けた5人で(本当は6人ですが1人欠席者がいたので)講義形式のゼミを受けました。
テーマは「ビジネスの変化とサービスデザイン(UXデザイン)」でした。
今回のブログでは、そのことについて書きます。
また私は6月20日(水)にUX Night#3に参加してRapha(英国発のサイクリングウェアの会社)のUXやコミュニティについて学んだので、絡ませながら書きます。
まず、最近ビジネスは3つの大きな変化が起きています。
・デジタル・トランスフォーメーション
・モノからサービスへ
です。
1つ目は「デジタル・トランスフォーメーション」です。
最近のビジネスで評価の高い企業
→データ×AI
だそうです。
データxAIを駆使している企業はメルカリ、ZOZO、Uber、Airbnbなどです。
UberとAirbnbはあまり聞きなれない企業ですが、Uberはタクシーと利用者を繋げる会社でタクシーの運転手と利用者がそれぞれ評価され、似た評価の両者をマッチングさせる会社だそうです。
また、Airbnbは民泊を提供する会社?だそうです。
この4つの会社に共通しているのは、会社は仲介をしているところです。
仲介して行く中で、たくさんのデータを集めていき、ユーザー行動のオンライン化をしていきます。
その集めた大量のデータを活かし、優れたサービスを提供するのです(顧客満足に繋がる)。
つまり、データ保有者が優位なのです。
優れたムダのないサービスを提供するには、やはりデータを集め、ユーザー行動を観察することが大切だと思いました。
Raphaでは、「自分達が満足することをすればユーザーに響く」という考えから、マーケットシェアやリサーチはしないそうです。
RaphaはデータxAIはしてないようですが、ユーザーと会社が近く、ユーザーと会社の間に信頼がある(私が思うに)ので、データxAIはしてないのかなと思います。
2つ目は「モノからサービスへ」です。
考え方の例としては、メガネは「見えにくいモノを見えやすくするサービス」や水は「喉の渇きを潤すサービス」などです。
スマホ1つをとっても、音楽を聴いてる人もいれば、SNSをしてる人もいます。アプリも人それぞれです。
暇つぶし目的の人もいれば、仕事目的の人、趣味目的の人もいるのです。
スマホ→音楽・SNS・アプリではなく、音楽・SNS・アプリ→スマホ という感じです。
そのモノ1つとっても人それぞれなのです。人々は性能よりも体験を買うのです。
そして、サービスを経験した結果として得られるのがUXです。
メルカリを使った時の「安く買えて良かったなぁ」がUXです。
Raphaで社長さんが仰られてた、「自転車に乗るようになるきっかけは人それぞれ違う」が、先生のパワポで書かれていた「顧客の文脈の多様化」に似ているのかなと思います(自信はない)。
またRaphaにはRCC(自転車に乗れる場所や一緒に乗ってくれる人を提供する)というコミュニティがあり、そこからは自転車に乗る幸せを感じることができます。
3つ目はフィンテックです。
フィンテックは決済事業です。
簡単に言うとレジを担当する感じで、お金周りのテクノロジーです。Apple Payなどがよく聞きますね。Apple、Amazon、楽天、メルカリ、LINE、セブンイレブンなどが参入しています。
各企業は決済事業を通じて、データを収集します。それを自社のサービスに活かします。
これら3つが最近ビジネスで起きている大きな変化です。
最後にUXデザインとサービスデザインです。
UXデザインとはどのような体験をしてもらうか計画することです。
サービスデザインとは、そのような体験を量産できる製品やサービスを作ることです。ここで大事なのは、「導く」より「促す」です。
Raphaでは、UXデザインは「自転車に乗って幸せになってもらう」で、サービスデザインはRCCです。
・まとめ
最近のビジネスは変化してきており、データを収集し、利用シーンの変化を捉えることが大事。
ユーザーを理解し、行動を観察することが大事。
またUXデザインやサービスデザインを考える時は品質(熟慮)よりスピード(早く失敗)。
最後に話はズレますが、UX NightでRaphaの社長さんが「やりたい事を住みたい場所で」と仰っていました。それが印象に残っています。
*UX Nightでユーザーから見たコミュニティやサービスについて考えた時の図